
任意団体(サークルなど法人格が無い団体)学生団体COEMU
- 代表者
- 齊藤和希
- 団体所在地
- 群馬県前橋市日本、群馬県前橋市青柳町452−2
- 電話番号
- 08077418314
- ホームページのURL
- https://gunmacoemu.org/
- 募集中のイベント
- 1
- 実施済みのイベント
- 0
- レビューはまだありません
- 団体の紹介
- 学生団体COEMU(こえむ)は、「誰かの“体験”と“想い”を、誰かの“未来”につなげる」ことを理念に、2024年4月に群馬県を拠点として発足した学生主体の群馬県で一番のグローバルな学生団体です。メンバーの多くは、留学や語学学習、国際教育に関心を持つ大学生で構成されており、「その学びを“自分のため”だけでなく、“社会のため”に活かしたい」という想いで活動しています。
本団体が目指すのは、多文化共生と教育格差の解消、そしてグローバル人材の育成です。日本では、「外国人は日本語を学ぶべき」という一方向の価値観が根強く、日本人側の異文化理解の不足が外国人住民への偏見や孤立を生み出しています。また、経済的格差や言語的障壁によって、教育の機会が不平等に分配される現状があります。COEMUは、こうした社会構造に働きかけ、子どもも若者も大人も、文化や国籍の違いを越えて「共に学び、育ち合う」社会の実現を目指しています。
活動メンバーは、群馬大学をはじめとする国内外の大学に在籍しており、日本全国および海外(マレーシア、インドネシア、イギリス、アメリカ等)から集まっています。現在、43名のメンバーのうち86%が留学経験を持ち、英語・ベトナム語・ネパール語・中国語・インドネシア語など、複数の言語に対応可能なグローバルな人材が集う団体です。
COEMUのビジョンは、以下の3点です。
国籍や文化、経済的背景に関わらず、誰もが互いを尊重し合い、支え合える共生社会を築くこと。
「ありがとう」がさまざまな言語で交わされる、言語的対等性を重視した社会を実現すること。
日本人のパスポート取得率・海外経験率を100%に近づけ、内向きな社会から外へと学びに出る文化を広げること。
COEMUは「教える人/学ぶ人」や「支援する側/される側」という構図を超え、すべての人が対等に学び合う“共育(ともいく)”の場をデザインしています。そして、「誤解」や「違和感」から始まる対話を大切にしながら、文化的な違いを可能性へと変える活動を展開しています。
- 活動実績
- 学生団体COEMUは、2024年度に「多文化共生社会の構築」と「グローバル人材の育成」を目的とし、群馬県を拠点に様々な国際交流・教育支援活動を実施しました。すべての人が文化や背景を越えて学び合える社会の実現を目指し、子どもから大学生、地域住民、外国人労働者まで幅広い対象にアプローチしています。
まず、2024年12月には前橋市で「Gunma Global Game Festival 2024」を開催し、136名が来場しました。Esportsと世界のボードゲームを通じて、子どもたちが遊びながら異文化に触れる体験の場を提供しました。JICAの協力を得てSDGs教材も活用し、グローバルな視点で社会課題を学ぶきっかけを創出しました。
2025年1月には、太田市のぐんまこどもの国児童館にて「ぐんまワールドフレンドフェス 2024」を開催し、347名が参加しました。ジェンダー平等や環境問題をテーマにしたワークショップや、多言語での遊びを通して、子どもたちの多文化理解やSDGsへの関心を高めました。外国にルーツを持つ子どもと日本人の子どもが自然に交流できる場となり、共生の基盤づくりにもつながりました。
国際協力に関心のある若者に向けては、JICA群馬デスクと共催で「Kalmia~国際キャリア交流会~」を2024年8月から月1回開催しました。毎回、国際協力分野で活躍する実務家を招いて講演とディスカッションを行い、全国から延べ77名が参加しました。学生同士の対話も活発で、進路や社会貢献について深く考える機会となりました。
さらに、2025年5月には草津町で「多文化共生会議 in 草津温泉」を開催し、ネパール人労働者・地域住民・大学生・行政関係者が対話を通じて「共に生きる社会」について考えました。事前にはJICA海外協力隊経験者による研修を実施し、参加者の意識を深めたうえで本番に臨みました。文化紹介、昼食交流、少人数の対話を通して、多様な立場の参加者が相互理解を深める貴重な機会となりました。
また、活動の幅を広げるべく、障がい・経済的困難・国籍の違いに関係なくすべての子どもに異文化体験の機会を届ける「Freesia」プロジェクトを立ち上げました。聴覚障がいを持つ子どもたちへの日本語支援や、外国布を使ったものづくり、海外料理体験などを企画し、誰もが安心して参加できる場づくりを進めています。
英語学習支援にも取り組み、「SAKURA SAKU~英語初心者向け交流会~」をオンラインで定期開催しています。英語に苦手意識のある大学生が気軽に会話に挑戦できるよう、クイズやテーマ別ディスカッションを取り入れた60分構成の交流会を毎週実施しています。参加者からは「英語が楽しくなった」「仲間と学べるのが嬉しい」といった声が寄せられており、学習の継続と仲間づくりの場として定着しつつあります。
このように、COEMUは2024年度、設立1年目にもかかわらず、多様なテーマと形式で活動を展開してきました。活動はいずれも、国籍や年齢、障がいの有無を越えて「共に学ぶ場」をつくることを大切にしており、地域社会と連携しながら共育(ともいく)の場を広げています。今後も、地域に根ざした持続可能な活動として、多文化共生と教育の分野で貢献を続けてまいります。
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